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樹木医師のポストハーベスト農薬、知っていますか?知らないと損をします

オレンジの写真

日本は果樹をはじめとする農作物の生産は、栽培面積、収穫量とも減少傾向にあります。そのおもな要因は、貿易自由化による輸入の増加や農家の高齢化などが理由です。

日本は、アメリカをはじめとする世界各国から農産物を輸入しています。日本は世界第一位の農産物の輸入国となっています。

遠い外国から、運ばれて日本に入ってくるの農産物。スーパーやデパートなどで毎日見かけますが、どれも採れたのような、ワックスかけたような、輝きと新鮮さですね。遠い外国から時間をかけて運ばれてくる農産物。じつは輸入農産物には特別な老化防止の魔法がかけられています。魔法のかけられた農産物は、運搬中に発生する腐敗やカビの被害をうけない、スーパー農作物となります。

アメリカなどの国々は、長期間の貯蔵や長時間の輸送に耐えられるように魔法を使用します。魔法の使用は、果実や穀物などに認められています。

日本ではその魔法の使用は原則、使用禁止ですが、魔法にかけられた農作物は輸入されてスーパーやデパートなどで売られています。

 

収穫後に使われる農薬のことを、「ポストハーベスト農薬」といいます。農作物の収穫後に、保存性を高めるために農作物に殺菌剤や防かび剤、殺虫剤を直接振りかけたり、薬液の中に農作物が浸したりします。アメリカをはじめとする、世界各国から輸入されている農作物にポストハーベスト農薬の使用の恐れがあります。

畑で使われる農薬よりもはるかに濃厚なことに加え、収穫後に使用される農薬は分解されずに残留する危険性がかなり高いです。日本では、農薬は収穫、何日前までと決まりがありますが、世界各国から輸入される農作物に、防カビ剤、殺菌剤、殺虫剤などが、ポストハーベスト農薬として使われることはめずらしくはないのです。食の安全に大きな不安を与える農薬の使用方法です。

 

ポストハーベスト農薬使用の恐れがある輸入農作物は「小麦」「大豆」「米」「レモン」「オレンジ」「バナナ」「ジャガイモ」「トウモロコシ」「ナッツ」などです。

 

まとめ

日本の農作物は、ほとんどが輸入農産物です。日本は世界第一の輸入国となっています。農家の高齢化などによりこ日本の農業はますます減少し、ますます輸入農産物に頼る時代がくるでしょう。