庭のお医者さんに教えてもらう

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樹木医師の、のんびりとした田舎暮らしの休日、其ノ三


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今日は家にある材料で延段(のべだん)を造ろうと思います。瓶はお爺さんの家にありました。

植木屋の知恵袋

延段・・・石園路の名称、面の平らな割石、玉石、板石などで道端に敷きつめること。

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まずは、瓶を水鉢風に利用します。水鉢の添えるコツは前の方を少し傾けて前に水が垂れるようにします。

ここでいう前は、黒い模様が前です。

瓶が据え終わったら、セメントを練ります。

ポイントは、私はフネを持っていますがセメント練りは深型の一輪車がお勧めです。腰が楽ですし、片付けも楽です。一番は練ったまま移動もできます。

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次は石をパズルのように組み合わせます。ポイントは四ツ目字に気を付けて、大小バランス良く組み合わせます。

ポイントは、少し石が白っぽいので、百均ショップで昔、購入した「木工用水星ニス」を数か所、石に塗ります。

ここだけの話ですが、京都で仕業をしていた時、親方は石に「墨汁」を塗っていました。石におもみが増します。色落ちはしません。

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瓶の前の板石は仮に置いてあるだけです。瓶に割り竹を置くと瓶がひきたちました。とりあえずは半分完成です。

約半日ほどですが、腰が悲鳴をあげています。

続きはまた今度です。

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最後に水を掛けます。

やはり石は水を掛けると、表情が変わります。

よい風合いになりました。

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最後に金魚を2匹入れました。

本当は奇数入れたいのですが、瓶の大きさにより2匹にしました。


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