樹木医師がおススメする、シンボルツリー
はじめに
家をこれから建てる家を建てたけど木を植えたい、木は手間が
かかるからかいらない。現在、寂しいことで家に木を植える人が
少なくなっています。私は植木屋として沢山の家、庭を見てきま
したが、木が植えられていない家は、どんなに立派な家でもどこ
か寂しいものです。
玄関前に１本だけ植えたい、玄関前をオシャレにしたい、など
木を選ぶ時の参考になるように書きました。素敵なシンボルツリ
ーを植えて家の表情を明るくしませんか。今人気の樹木を紹介し
ます。
オリーブ
・常緑広葉樹 高木
・日当たりを好む。
・水はけのよい肥沃な土壌を好む。過湿を嫌い、乾燥に強い。
・シンボルツリー、コンテナ栽培ＯＫ
植木屋の知恵袋
植えるだけで庭に地中海をおもわす、シンボルツリー。
古代ギリシャでは慈愛、平和、自由の象徴とされ、現在でも
ギリシャの国花です。
旧約聖書に平和と友愛の象徴とされ、国連の旗にも描かれています。
実を生らすポイントは、必ず違う品種を２本以上植えることが重要
です。
キンモクセイ
・常緑広葉樹 小高木
・日向～半日陰を好む。西日は嫌う。
・土質は選ばないが、水はけのよい肥沃な砂質土壌を好む。多湿と、
乾燥を嫌う。
・シンボルツリー、生垣、コンテナ栽培ＯＫ
植木屋の知恵袋
日本の秋の風物詩。芳香を漂わせるオレンジ色の小花が昔も今も人
気。初心者でも簡単に栽培でき、庭に植えても良し、鉢に植えて花
の季節、部屋で香りを楽しむのも良し。
シマトネリコ
・常緑または半常緑広葉樹 高木
・日向を好む。
・やや湿り気のある土壌を好む。
・シンボルツリー、コンテナ栽培ＯＫ
植木屋の知恵袋
洋風の庭に今や欠かせなくなった、庭を涼しく演出してくれる。
人気が高い、南国原産のシマトネリコ。寒さにも比較的強く、コ
ンテナ栽培で楽しめます。樹木選びに迷ったらシマトネリコで決
まり。
ブルーベリー
・落葉広葉樹 低木
・夏に西日が当たらない日向を好む。
・水はけのよい湿り気のある、酸性砂質土を好む。
・コンテナ栽培ＯＫ、添景木
植木屋の知恵袋
春に咲く可愛らしい花。実つきも良く、秋の紅葉も楽しめる。人
気が高い魅力的な果樹。狭い庭や、コンテナ栽培でぜひ植えて、
もらいたい。失敗が少ない果樹。
ヤエベニシダレ
・落葉広葉樹 小高木
・日向を好む。
・適湿～やや湿潤で肥沃な土壌を好む。
・シンボルツリー
植木屋の知恵袋
日本の春を代表する。春に欠かせない樹木。
樹形がコンパクトで、京都では、庭のシンボルツリー、記念樹とし
て、とても人気が高いです。樹高は約５ｍ程度で、寒さに強く全国
で栽培可能です。
ヒメシャラ
・落葉広葉樹 小高木
・半日陰～日向を好む。に西日を嫌う。
・湿り気のある肥沃な土壌を好む。
・シンボルツリー
植木屋の知恵袋
滑らかな赤褐色な樹皮が観賞価値が高く、夏に白い清楚な涼しげな
花が特徴。また紅葉も美しい。庭のシンボルツリーとして昔から人
気が高く、その理由として幹の美しさ、剪定は最低限で済む。自然
樹形が洋風、和風どちらでも利用可能な所が人気の秘訣。
シダレウメ
・落葉広葉樹 小高木
・日向を好む。
・水はけのよい肥沃な土壌を好む。
・シンボルツリー、盆栽、コンテナ栽培ＯＫ
植木屋の知恵袋
早春の香りのある花が人気の花木。樹形がコンパクトで狭い坪庭、
玄関先などでも植栽可能。樹形枝垂れているので、洋風でも植栽
可能。松竹梅に数えられるめでたい樹木。
まとめ
よくシンボルツリーは『常緑樹』と『落葉樹』どちらを選べばいい
でしょうか？ と聞かれます。
シンボルツリーに決まりはなく。家と庭のバランスできめますが、
『常緑樹』と『落葉樹』を３：７の割合で作れば、自然なイメージ
の庭が作れます。
日本には四季があります。せっかくなら四季の変化を楽しむ庭木が
良いでしょう。例えば『落葉樹』のハナミズキ、春の新緑。花が咲
いて実が生り、秋に紅葉してと落葉する。夏には暑い日差しを和ら
げてくれて、冬には落葉して、暖かい日差しを感じさせてくれる
『落葉樹』。目隠しや冬に寂しさを感じるような場所に『常緑樹』
を数本植えればバランスのとれた自然な庭が作れます。
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