庭のお医者さんに教えてもらう

庭のお困り事、解決します。

樹木医師の、のんびりとした田舎暮らしの休日、其ノ五

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令和2年10月18日

前回の続きの延段をDIYしました。

前回は8月7日に半分DIYしましたが、田舎暮らしもする事が多く約2か月半ぶりのDIYです。前回同様、家にある石を利用しての延段造りになります。購入した材料はセメント一体と化粧砂利2本です。

 

今回は、前回と違い秋本番。前回は8月の夏本番。作業するには、もってこいなシーズンです。前回は約半日で半分造っていますので、今回もそれに負けず劣らず頑張りました。

親方はいつもこういっていました。「お前たちはプロなのだから、早くキレイに造れ。ゆっくりキレイに造るのは誰でもできる。」と、修業時代を思い出します。

 

植木屋の知恵袋

延段・・・石園路の名称、面の平らな割石、玉石、板石などで道端に敷きつめることです。
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延段は園路や庭の歩く場所に造るものですが、今回、造る延段は模様です。歩くのを目的とせず、現代風の蹲踞(つくばい)をイメージしています。

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さすが秋本番。涼しくてセメント練りしても汗一つかきません。

順調に作業が進みます。

というか、今回は前回と違い手に持った石が次から次へとパズルのようにピッタリ合います。前回は、なかなか石が合わず石を何回も取り替えながらの作業でした。

今回のような手に持った石が一発で合うような日は目づらしく、年に数回あるかないかの絶好調の日でした。

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 今回も前回同様に白っぽい石数個に100均で購入した水星ニスを石に塗ります。こうすると白っぽい石に風合いや重みがつきます。京都の親方は墨汁を塗っていました。

 

完成した創作蹲踞を見てもらう前に、簡単な蹲踞のウンチクを聞いてください。

下の写真は私の庭の創作蹲踞です。

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蹲踞は、茶事の時に客が手や口を清めるために使われます。

蹲踞は、手水鉢(てみずばち)に、手水を使うために乗る前石(まえいし)、湯桶を置く湯桶石(ゆおけいし)、灯火を置く手燭石(てしょくいし)、写真ではカエルが乗っている石です。これらの役石と、水門(すいもん)別名海(うみ)で造られています。写真では手水鉢の周りにある、こぶし大の黒色の石たちが海です。流儀によって役石の配置は違い、表千家は左に手燭石、右に湯桶石を配し、裏千家はその逆に配します。

 

では、今回現代風にアレンジした創作蹲踞です。

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カエルの乗っかっている左右の延段を手燭石と湯桶石としました。

海は黒い砂利と白い砂利どちらを使うか悩みましたが。今回は斬新な発想で白い砂利を選びました。

 

今回の一番のポイントは手水鉢の後ろの石です。

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写真では分かりにくいのですが、この石は大きな穴が空いています。

この穴が、私には荒々しい洞窟のような、また、滝のようにも見えて非常に面白い良い石です。

蹲踞を造ろうという発想をくれた石です。

「荒々しい岩肌の山、風雪に耐える松、岩の間からは流れおちる滝の水、水は山の川を流れ流れて海に帰ってゆく。」

とイメージしました。

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下の写真。蹲踞に見えますか?

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次からは蹲踞前をDIYしていきます。

サクラダファミリではないですが、全体が完成するまでしばらくかかりそうです。

 

手を清めるはずの手水鉢ですが、創作蹲踞なので金魚を飼っています。

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 最後までお読みいただきありがとうございました。

樹木医師の、のんびりとした田舎暮らしの休日、其ノ四


令和2年10月3日

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アジサイとネコヤナギの挿し木

左の写真は今年の6月に採取して挿したアジサイです。

アジサイの右隣はネコヤナギで、こちらは今年のお正月に挿しました。

ネコヤナギは銀白色の毛で目立つふわふわとした花穂が猫のしっぽに似ていてます。また、春の訪れを告げる植物としてお正月飾りや華道としても良く使われるそうです。

親戚のおばさんがお正月飾りとして持ってきてくれたのを差し木としました。

来年の春には花が咲くと思います。

お正月に挿してつくと言う事は、つきやすい樹種で1年中挿し木ができるということですね。

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ネコヤナギの根

ネコヤナギの根はトレーの容器の底から根を広げて地面に根をおろしていました。

アジサイは挿し木3ヶ月ほどなので丁度良い根が沢山出ています。アジサイの挿し木は時期さえ間違えなければ100%の活着率です。

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アジサイの根

下の写真は空き家のお爺さんの屋敷です。

生垣の足元が寂しいのでアジサイを列植しました。色は赤、紫、青を挿し木したはずなのですが、どれがどれか分からないので咲いてからの楽しみです。

もし来年花を咲かせるならば、今年の暮れには花芽が確認できるはずです。

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ネコヤナギは落葉の低木樹ということですが、ネコヤナギは畑に植えました。

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下の写真はお爺さんの屋敷に2年前に植えた桔梗です。桔梗は落葉性で春に新芽が伸びます。10㎝ほど伸びたら先の芽を少し切り戻します。そうすると花芽が増えると聞きました。そのように切り戻すと今年は一昨年より多く花が咲きました。花が咲いたのは7月頃で花が終わってすぐに、今年も良く咲いてありがとうと短く切り戻ししました。

するとビックリ、9月末に伸びた新芽にまた花をつけました。

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令和2年10月3日

切り戻しと言いますと、マリゴールドも花が少なくなる夏の終わりに切り戻すと秋にまた、花を付けてくれると聞きます。

下の写真

花が寂しくなった9月初旬に、枝先20㎝ほど切り戻ししました。

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9月5日花の終わったマリゴールド

10月初旬頃から、また沢山の花芽を付けて咲き出しました。

5月頃から花を楽しんでいましたので、とても長く玄関先を飾ってくれています。

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10月14日

下の写真はお爺さんの家に植えてあるケイトウです。

去年の種が落ちて今年も沢山庭先に咲きました。咲き出したのは7月初旬です。お盆にはお墓に生けて、秋の彼岸にもお墓に生けて10月14日現在でも庭を彩ってくれています。こちらのケイトウも害虫に強く、長く楽しめる花です。

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令和2年10月14日

下の写真は一昨年に植えたイチジクです。

日本種のイチジクで「ドーフィン」より味はよく、耐寒性、樹勢ともに強くということで「蓬莱柿」という品種を植えました。

去年は、小さい実を数個つけましたが、食べるまでは大きくなりませんでした。

今年は数十個はなっています。

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令和2年10月3日

10月14日初めてのイチジクの収穫です。

まだ少し硬かったですが、甘くて美味しかったです。

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令和2年10月14日

まとめ

田舎暮らしは、春夏秋冬やることが多く忙しいです。その分日々季節を感じて生活しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。










 

樹木医師の盆栽に魅せられて、其ノ十 「初めての黒松と五葉松の種木購入」

初めに

「月の法善寺横丁」という名曲、知っています?

♪包丁一本さらしにまいて旅へ出るのも 板場の修業♪

私は造園業を生業としています。高校卒業後、奈良の造園業社、鳥取の造園業社、京都の造園業社を経て大阪で独立しました。4年前に、両親の故郷鳥取県に訳あって移住してきました。私が駆け出しのころ、職人の先輩が多くの技術を身につけるため「数ヶ所の事業所で仕業をしろ」と、自分のためになると「月の法善寺横丁」の歌詞をつかい教えてくれました。

 

植木の剪定は、業社ごとに違い、県単位になると大きく違います。極端な話、ある業社が良いと思う剪定方法も、業社が変われば禁じ手になることもあります。とても不思議な世界ですね。庭づくりの技術は、造園技能士という国家資格があり全国共通なのに対して、植木の剪定は国家資格はありません。樹木の剪定は全国一律では、ないという事が大きな理由でしょう。

 

松の剪定は、造園業社や植木屋の花形で、職人誰もが人一倍「松」の剪定に対してプライドを持っています。職人の多くが「私が」「俺が」松の剪定や知識に一番で、誰にも負けないと思っています。でも、その判断は自己的か、お客様の判断によるものが多く。多くが7対3で自己中心的な考えかたがほとんどです。「松くい虫に」で枯れた時も、「松に元気がない」時も、「地球の温暖化」や「害虫」のせいにして職人は葉巧み位に言い逃れします。(その様な松の症状は、少なからず間違った剪定方法をおこなった事がが大きく影響しています)つまり間違った「黒松」の剪定が全国的に多く見られるのが現状です。

そんな思いの中、昔から「松の盆栽」を極める事がイコール「松のエキスパート」と思っていました。

 

日本全国「黒松の盆栽」は統一された判断基準があり、「美」がが統一されいます。県ごとの剪定の適期に違いこそありますが、展覧会などで正しくと評価されます。

植木の剪定で全国大会がありますか?

 

♪包丁一本さらしにまいて旅へ出るのも 板場の修業♪ この言葉を思い出し、新たなジャンル「盆栽」を始めました。

 

4年前に、鳥取県に移住し海岸で自生している黒松を鉢に植えた盆栽4年生の新人です。

黒松の盆栽に魅せられ、日々図書館で「盆栽」の書籍を借りて読んでいる程度の、新人ですが、現在頭の中の多くを「盆栽」が占めています。

盆栽4年生の新人の日記です。

お手本にならない日記ですが、お付き合いお願いします。

 

令和2年10月6日

人生初めての、盆栽の種木をネットで購入しました。

購入したのは、黒松と五葉松の種木です。

田舎暮らしの私は、身近にある素材で盆栽を一から育てると決めていたのですが、いろいろな盆栽の書物を読むうちに、八房性の種木が欲しくなりました。正直身近にある素材では限界があるとわかりました。

というのはたてまえで、ただたんに盆栽にハマったというのが本音です。

 

写真は我が家の南側です。木でかっこっているのは、家庭菜園場にしてあります。

囲いの中には畑の黒土を入れて現在、遅植えのキュウリとナスビが植えてあります。

この度はこの横に、我が家にお嫁に来る黒松と五葉松の培養場を作りました。

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令和2年10月6日我が家庭の片隅

材料の板と杭は家にあった材料にクレオソートで防腐処理をしました。

サイズは2.0m×0.65×0.35です。土は赤玉土8、砂1、ピートモスパーライト1です。

これも家にあった材料に赤玉土を購入しただけの、ケチった上床です。ただ、排水性と保水性は完璧のはずです。朝から作り出して、2時間ほどで完成しました。後は種木を待つだけです。

初めは、畑に植えようかとも考えたのですが私の畑は獣が出ますので安全な我が家の片隅を選びました。また、地植えで培養すれば、鉢植えより太るのが早いと思いました。

 

というのもたてまえで、お金をだして購入したものを毎日見たいというのが本音です。

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自己流盆栽培養地

昼一番、待ちに待った盆栽が届きました。

金魚はよくネットで購入しますが、植物は初です。

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初めて黒松、五葉松の種木購入

このように、とてもシンプルに入っていました。

強力なテープでダンボールの底面に張りつけてあり、箱の中で動かないようにされていました。

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我が家にお嫁に来た種木たちを紹介します。

写真手前3本は五葉松です。

宮島五葉松とうい樹種です。特徴は葉が白っぽくて、葉が短い銀性八房五葉松です。

樹高は約8㎝

奥の3本は黒松です。

千寿丸という樹種です。特徴は枝変わりの八房品種で、レアな松の苗です。葉が短く、緑色が濃く、仕立てやすくなっています。

樹高は約13㎝

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下の写真

千寿丸ですが、枯れた枝が株元にあります。

松の3~5年生苗に接いだのでしょう。

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下の写真

宮島五葉松も同じく。

こちらも黒松の3~5年生苗に接いだと思われます。

昨日採取した松ぼっくりの種子を利用して、私も数年後、千寿丸と宮島五葉松をつぎ木したいと思います。

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つぎ枝を元から切り戻し、植えつけました。

本などによると、元鉢の土を落とし根を広げて植えるとあります。

一本試みましたが、根を切るのが怖くてそのまま植えつけました。

来春の根の活動期にはもう一度掘りあげて、根を広げて植えなおししたいと思います。

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まとめ

数年はこの場所で太らしたと思います。5年になるか、10年になるかもしれません。

今更ながら、気の遠くなるような話ですが、来春は、糸魚川真柏の苗を購入したいと思います。どんどん盆栽にはまっていく自分が怖いです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

この度購入したサイトです。千寿丸はみつかりませんでしたが同じサイトです。もしよければ参考にしてください。

 

 

樹木医師の盆栽に魅せられて、其ノ九 「初めての松ぼっくりの採取」

初めに

「月の法善寺横丁」という名曲、知っています?

♪包丁一本さらしにまいて旅へ出るのも 板場の修業♪

私は造園業を生業としています。高校卒業後、奈良の造園業社、鳥取の造園業社、京都の造園業社を経て大阪で独立しました。4年前に、両親の故郷鳥取県に訳あって移住してきました。私が駆け出しのころ、職人の先輩が多くの技術を身につけるため「数ヶ所の事業所で仕業をしろ」と、自分のためになると「月の法善寺横丁」の歌詞をつかい教えてくれました。

 

植木の剪定は、業社ごとに違い、県単位になると大きく違います。極端な話、ある業社が良いと思う剪定方法も、業社が変われば禁じ手になることもあります。とても不思議な世界ですね。庭づくりの技術は、造園技能士という国家資格があり全国共通なのに対して、植木の剪定は国家資格はありません。樹木の剪定は全国一律では、ないという事が大きな理由でしょう。

 

松の剪定は、造園業社や植木屋の花形で、職人誰もが人一倍「松」の剪定に対してプライドを持っています。職人の多くが「私が」「俺が」松の剪定や知識に一番で、誰にも負けないと思っています。でも、その判断は自己的か、お客様の判断によるものが多く。多くが7対3で自己中心的な考えかたがほとんどです。「松くい虫に」で枯れた時も、「松に元気がない」時も、「地球の温暖化」や「害虫」のせいにして職人は葉巧み位に言い逃れします。(その様な松の症状は、少なからず間違った剪定方法をおこなった事がが大きく影響しています)つまり間違った「黒松」の剪定が全国的に多く見られるのが現状です。

そんな思いの中、昔から「松の盆栽」を極める事がイコール「松のエキスパート」と思っていました。

 

日本全国「黒松の盆栽」は統一された判断基準があり、「美」がが統一されいます。県ごとの剪定の適期に違いこそありますが、展覧会などで正しくと評価されます。

植木の剪定で全国大会がありますか?

 

♪包丁一本さらしにまいて旅へ出るのも 板場の修業♪ この言葉を思い出し、新たなジャンル「盆栽」を始めました。

 

4年前に、鳥取県に移住し海岸で自生している黒松を鉢に植えた盆栽4年生の新人です。

黒松の盆栽に魅せられ、日々図書館で「盆栽」の書籍を借りて読んでいる程度の、新人ですが、現在頭の中の多くを「盆栽」が占めています。

盆栽4年生の新人の日記です。

お手本にならない日記ですが、お付き合いお願いします。

 

令和2年9月27日

海と山に黒松と赤松の松ぼっくりを採取しに行きました。

本によると、松ぼっくりを採取する親木は、枝葉がよく茂った樹齢30~50くらいの若木が良いとのこと。また、日のよく当たる南側の枝から採取する。時期は9月末から10月下旬頃、松ぼっくりが、緑色から茶色になる頃と記されています。

今年は、春ごろから松ぼっくりを採取し、令和3年の春には種子を蒔こうと計画していましたので、目ぼしい黒松と赤松にめを付けていました。

住んでいる近くにお目当てとする親木があるのも、田舎暮らしの良い所です。

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鳥取県海岸の黒松

数ある黒松の木から元気が良い木を選んで採取。

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黒松の松ぼっくり

子供の頃は投げて遊んでいましたが、松ぼっくりを採取するのは初めてのことです。

庭木の松では、毎年剪定していると松ぼっくりは生りませんが、カキやウメなどと一緒で2年目の枝に実が生るのでしょうか?

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鳥取県山中の赤松

海の次は山で赤松の松ぼっくり

私が、住むところは歩いて数分で海、山がある環境です。

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赤松の松ぼっくり

数ある赤松の木から元気が良い木を選んで採取。

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初めての採取です。

ひとつの松ぼっくりから、どれくらいの種子が穫れるかもわかりませんし、どの様な種かも見たことがありません。

というか、松ぼっくりが実なのか種なのかすら、つい最近まで考えたことが無かったのが事実です。

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いろいろな、書物を読みましたが、採取してきた松ぼっくりを3~5日天日干しするとか、箱などにヤツデなどの葉を敷いて通風の良い所に置くとか、筆者よってまちまちです。

とりあえず数日保存していると、かさが開いてくるということは分かりました。

ということで、雨がしのげ比較的明るく暖かい3面トタンの小屋で保存することに。

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10月1日の松ぼっくり

3日ほどで早い物は色が茶色に変わり、かさが開いてきました。
松ぼっくりを採取した時に、黒松、赤松の松ぼっくりを一緒にしたのを今となっては後悔。多分ちっさい松ぼっくりが赤松でしょう。芽が出てからの楽しめとなってしまいました。

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10月5日の松ぼっくり

本によると、松ぼっくりが開いたら手でもんで羽をとり種子を瓶などで入れて保存とあります。

「羽」とは何?半信半疑で、開いた松ぼっくりを手でもんでみました。数個種らしきものが落ちてきました。

最初はどこに種が隠れていたのかさえ分かりません。「羽」というのはすぐにわかりました。モミジの種に似た、「アーモンド」の薄皮のような「羽」に1mmほどの茶色い種が包まれています。

なるほど、この羽によって風によって種子を遠くに飛ばすのですね。少し感動です。

肝心の種は「ウロコ」のようなかさのつけ根についています。「ウロコ」ようなかさ一枚一枚に種は無く、松ぼっくりの真ん中あたりのかさについているようです。上の方や尖った下の方には種子が無いように思われます。

4っつの松ぼっくりから採取できた種子は10粒ほどでした。

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本によると、保存方法もまちまちで、私は、小袋に種子を入れて冷蔵庫内で保存することにします。

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10月9日まだ開かない松ぼっくり

小さい松ぼっくりは比較的に早く開きましたが、大きいサイズはなかなか開きません。

開いたら同じく冷蔵庫内で保存したいと思います。

来春が待ち遠しいです。

最後に

針葉樹は樹木の中でも古代から存在している種類だとは聞いてましたが、針葉樹の松はこのようにして子孫を残してきたのですね。少し勉強になりました。



 















 

樹木医師の盆栽に魅せられて、其ノ八 「初めてのケト土」

初めに

「月の法善寺横丁」という名曲、知っています?

♪包丁一本さらしにまいて旅へ出るのも 板場の修業♪

私は造園業を生業としています。高校卒業後、奈良の造園業社、鳥取の造園業社、京都の造園業社を経て大阪で独立しました。4年前に、両親の故郷鳥取県に訳あって移住してきました。私が駆け出しのころ、職人の先輩が多くの技術を身につけるため「数ヶ所の事業所で仕業をしろ」と、自分のためになると「月の法善寺横丁」の歌詞をつかい教えてくれました。

 

植木の剪定は、業社ごとに違い、県単位になると大きく違います。極端な話、ある業社が良いと思う剪定方法も、業社が変われば禁じ手になることもあります。とても不思議な世界ですね。庭づくりの技術は、造園技能士という国家資格があり全国共通なのに対して、植木の剪定は国家資格はありません。樹木の剪定は全国一律では、ないという事が大きな理由でしょう。

 

松の剪定は、造園業社や植木屋の花形で、職人誰もが人一倍「松」の剪定に対してプライドを持っています。職人の多くが「私が」「俺が」松の剪定や知識に一番で、誰にも負けないと思っています。でも、その判断は自己的か、お客様の判断によるものが多く。多くが7対3で自己中心的な考えかたがほとんどです。「松くい虫に」で枯れた時も、「松に元気がない」時も、「地球の温暖化」や「害虫」のせいにして職人は葉巧み位に言い逃れします。(その様な松の症状は、少なからず間違った剪定方法をおこなった事がが大きく影響しています)つまり間違った「黒松」の剪定が全国的に多く見られるのが現状です。

そんな思いの中、昔から「松の盆栽」を極める事がイコール「松のエキスパート」と思っていました。

 

日本全国「黒松の盆栽」は統一された判断基準があり、「美」がが統一されいます。県ごとの剪定の適期に違いこそありますが、展覧会などで正しくと評価されます。

植木の剪定で全国大会がありますか?

 

♪包丁一本さらしにまいて旅へ出るのも 板場の修業♪ この言葉を思い出し、新たなジャンル「盆栽」を始めました。

 

4年前に、鳥取県に移住し海岸で自生している黒松を鉢に植えた盆栽4年生の新人です。

黒松の盆栽に魅せられ、日々図書館で「盆栽」の書籍を借りて読んでいる程度の、新人ですが、現在頭の中の多くを「盆栽」が占めています。

盆栽4年生の新人の日記です。

お手本にならない日記ですが、お付き合いお願いします。

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山に自生するモミジ

9月20日

今日は家の近くの山でモミジを数本、山で採取してきました。

約5~20㎝のモミジ7本です。

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この採取してきたモミジを庭にある石に、「ケト土」を使って「石つき」風盆栽にしたいと思います。

ケト土は初めての挑戦です。

ホームセンターでケト土があるか不安でしたが、隅の方でホコリをかぶりありました。

ホコリのかぶりようから、需要がないのがよくわかります。

ケト土は1リットル250円と以外に安く、赤玉土もついでに購入。

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下の写真

「石つき」に利用するのは、この度は3本なので、残り4本はとりあえず仮に植えておきます。

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下の写真

植えつけつる石は、穴の開いた「軽石」です。

石には二つ穴があり、一つの穴には先客のモミジが植えられています。

このモミジは去年の秋に、同じ山で採取して植えつけました。

恥ずかしながら、「ケト土」という存在は知っていましたが、畑の「クロボク」で植えつけました。

モミジの葉が赤く変色しているのは、8月の終わりに傷んだ葉を全部切りました。

2週間ほどで、新しい葉がふいてきました。

この右の穴に「ケト土」を使ってモミジを植えつけます。

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下の写真

この石も軽石ですが、穴がないので安定のよさそうな場所に植えつけたます。

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下の写真

この石も軽石です、こちらも穴がないので安定のよさそうな場所に植えつけたます。

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では、初めての「ケト土」

ケト土は、湿地や沼地に生える「マコモ」や「ヨシ」が堆積、腐敗して土化したものとありますが、見た目は粗いクロボクといったところです。

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ケト土を水を加え、よく練り。

赤玉土をケト土に対し3割ほど混ぜました。

何でも赤玉土を加える方が、保水、排水、通気性がアップするとか。

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下の写真

こんな感じになりました。

クロボクも水で練るとこの様になりますが、ケト土は若干、粘りがあります。

この粘りが石つけに向いているのでしょう。

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下の写真

本などでは、石に木をつけるとき針金で止めていますが、今回植えつけるモミジは約5㎝ほどのモミジです。根も細く、少ないので針金を使用せずに直接、ケト土で植えつけました。

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上下の写真

どうですか?石と木の組合せ。

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下の写真

少しモミジを懸崖風に下垂れするように植えつけました。

植えつけ後、「ハイゴケ」でケト土が乾燥しないようにコケを張りつけました。

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下の写真

こちらも同じく。

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下の写真

私が、思うに一つの石に植えつける木は「下草」は別として、同じ「木(植物)」を植える方が自然だと思います。

石が、もう少し大きければもう一本モミジを植えて3本にしたのですが・・・

近いうちに、改善したいと思います。

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どうですか?

渓谷や断崖絶壁、孤島などの景色が表現できましたかね。

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樹木医師の盆栽に魅せられて、其ノ七

初めに

「月の法善寺横丁」という名曲、知っています?

♪包丁一本さらしにまいて旅へ出るのも 板場の修業♪

私は造園業を生業としています。高校卒業後、奈良の造園業社、鳥取の造園業社、京都の造園業社を経て大阪で独立しました。4年前に、両親の故郷鳥取県に訳あって移住してきました。私が駆け出しのころ、職人の先輩が多くの技術を身につけるため「数ヶ所の事業所で仕業をしろ」と、自分のためになると「月の法善寺横丁」の歌詞をつかい教えてくれました。

 

植木の剪定は、業社ごとに違い、県単位になると大きく違います。極端な話、ある業社が良いと思う剪定方法も、業社が変われば禁じ手になることもあります。とても不思議な世界ですね。庭づくりの技術は、造園技能士という国家資格があり全国共通なのに対して、植木の剪定は国家資格はありません。樹木の剪定は全国一律では、ないという事が大きな理由でしょう。

 

松の剪定は、造園業社や植木屋の花形で、職人誰もが人一倍「松」の剪定に対してプライドを持っています。職人の多くが「私が」「俺が」松の剪定や知識に一番で、誰にも負けないと思っています。でも、その判断は自己的か、お客様の判断によるものが多く。多くが7対3で自己中心的な考えかたがほとんどです。「松くい虫に」で枯れた時も、「松に元気がない」時も、「地球の温暖化」や「害虫」のせいにして職人は葉巧み位に言い逃れします。(その様な松の症状は、少なからず間違った剪定方法をおこなった事がが大きく影響しています)つまり間違った「黒松」の剪定が全国的に多く見られるのが現状です。

そんな思いの中、昔から「松の盆栽」を極める事がイコール「松のエキスパート」と思っていました。

 

日本全国「黒松の盆栽」は統一された判断基準があり、「美」がが統一されいます。県ごとの剪定の適期に違いこそありますが、展覧会などで正しくと評価されます。

植木の剪定で全国大会がありますか?

 

♪包丁一本さらしにまいて旅へ出るのも 板場の修業♪ この言葉を思い出し、新たなジャンル「盆栽」を始めました。

 

4年前に、鳥取県に移住し海岸で自生している黒松を鉢に植えた盆栽4年生の新人です。

黒松の盆栽に魅せられ、日々図書館で「盆栽」の書籍を借りて読んでいる程度の、新人ですが、現在頭の中の多くを「盆栽」が占めています。

盆栽4年生の新人の日記です。

お手本にならない日記ですが、お付き合いお願いします。

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9月19日 鉢に植えました。

上の写真の松は、3年前の5月に海岸で採取してきた黒松です。

早く幹を太らせるために畑で管理していました。

3年前にくらべ、かなり幹は大きくなりましたが、芽切り作業をおこなっていますので高さは変わっていません。

右の黒松は約40㎝、左の黒松は約30㎝です。

樹齢は5年生と、私は勝手に思っています。
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3年前、海岸でふと目にとまった黒松。

スコップや何も持っていなかったので手で引き抜きました。砂地でしたので簡単に引き抜けましたが、肝心な根は鳥の足のような荒れた状態でした。

立根だけをハサミで切り戻し畑に植えました。

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3年畑で管理したかいあって鳥の足のような根も、しっかり四方に根が伸びています。

来年の2月頃に鉢植えする予定をしていたのですが、来年の5月頃に「取り木」をおこないたいので予定変更です。時期的に、11月にはいってからの休眠期が植え付けの良い時期なのでしょうが、早めに根を切っておくと来年の大きな改作に負担が少なくてすむでしょうし、また、9月に入り30℃を超える日も無くなり。休眠期までに切った根も動くでしょう。

最近、この畑はイノシシやシカがでます。畑に獣除けをしていないので、それも理由の一つです。シカが黒松の苗木に悪さするって知っています?

京都での修業時代に山林に黒松を植栽工事した事がありますが、その時、植栽した黒松の苗木は「スーパー黒松」と名前が付いた商品で松くい虫に強く、シカにかじられないように木がケースに入っていました。黒松はケースのまま植栽したのを覚えています。

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昨日、初めての「ジンづくり」をおこなったのですが、本によると「ジン」に石灰硫黄合剤をぬる作業は3か月程たってからおこなうという事です。

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 上の写真の黒松も、初めの黒松と同様でスコップで掘らず、手で引き抜きましたので、鳥の足のような根でしたが、良い根がたくさんでています。

手で引き抜き育ったのは、木が若いのと時期がよかったのでしょうね。

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スコップで傷付けた根や強く伸びた根を切り戻しし、細かな「ひげ根」だけ残して鉢に植えました。用土は、赤玉土を七:砂三で植えつけました。

2本の黒松は、どちらも「一の枝」が高い位置にあるので、来年は指で示したあたりに「取り木」をおこないたいと思います。植木屋として、数回、庭木の広葉樹に「つぎ木」作業はした事がありますが、「取り木」作業は初めてになります。

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少し枝先が「赤枯れ」していますので「ダコニール」500倍液を散布しました。冬期前に「石灰硫黄合剤」を散布する予定です。

 

樹木医師の黒松のジンづくり

令和2年9月11日

畑の黒松3本を「芽欠き」と「ジンづくり」の作業をしました。

ジンづくりは初めての試みです。

f:id:papibo:20200911142517j:plain上の写真の黒松は夏に「赤枯れ病」と思われる症状が出ていたので殺菌剤の散布をおこないました。ずいぶんと良くなりましたが、これからは冬期に石灰硫黄合剤を1月か2月に散布をおこないたいと思います。

下枝がかなりの部分「赤枯れ病」が出ていたので少し寂しいです。

上部は6月に芽切りをした部分から生じた二番芽が3~4本伸び固まって出ています。固まった芽が大きくなりすぎたようです。

本来ならもう少し早く「芽欠き」作業を行うのでしょうが、遅くなりました。

この度は幹を太らせるために伸ばしていた、上部の「犠牲枝」を切ってしまいます。

大きな改作は休眠期の二月が好期なのでしょうが、畑に地植えしている松なので大丈夫でしょう。

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ずいぶん軽くなりました。

初めてする「ジンづくり」

本によると二月下旬から三月上旬が適期とありますが、大丈夫と信じて。

時期的に水揚げの真っ最中なので、剪定ばさみで簡単に皮がむけました。

また、ジンやシャリを作り終えたら、水で薄めた石灰硫黄合剤を筆で塗って、木質部の朽腐を防ぎ、乾いた後に塗った箇所が真っ白になってジンやシャリが際立つらしいですが、雨が降ってきそうなので後日改めてしたいと思います。

この黒松は海岸から採取してきて畑に植えました。植えて3年たちます。かなり幹が太くなりました。

来年の春は盆栽にするために鉢に植えたいと思います。

鉢に植える時、改作する可能性もあるので、今回作つくった「ジン」が無駄になるかもしれませんが、何事も経験だと思い挑戦しました。

この黒松は枝数が少なく「かんぬき枝」となっていますので、将来思いきった改作をしたいと思います。葉性は良いです。

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 下の写真の黒松も同じく海岸から採取してきて畑に植えました。植えて3年たちます。

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 この黒松は、先ほどの黒松のすぐそばに植えていますが「赤枯れ病」と思われる症状が全くなかったです。

 色も良く、6月に芽切りをした部分から生じた二番芽が3~4本伸び固まって出ています。こちらも固まった芽が大きくなりすぎたようです。

この黒松も太らせるために伸ばしていた、「犠牲枝」を切ってしまいます。

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 大きな改作は休眠期の二月が好期なのでしょうが、畑に地植えしている松なので大丈夫だとして、思いっきり改作しました。こじんまりしました。

続いて、こちらの黒松もジンづくりをおこないました。

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来年の春は盆栽にするために鉢に植えたいと思います。この黒松も今回作つくった「ジン」が無駄になるかもしれません。

この黒松は、枝数が少なく根もとに一番近い「一の枝」が高い位置にあります。将来は「接ぎ枝」か「とり木」をしたいと思います。葉性は良いです。

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下の写真の黒松。こちらの松も同じく海岸から採取してきて畑に植えました。植えて3年たちます。この松も「赤枯れ病」と思われる症状が出ていたので殺菌剤の散布をおこないました。こちらもずいぶんと良くなりました。
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6月に芽切りをした部分から生じた二番芽が5~6本伸び固まって出ています。とても元気が良いのか、こういった性分なのか来年以降の芽切りでわかってくるでしょう。こちらも固まった芽が大きくなりすぎたようです。

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この黒松も太らせるために伸ばしていた、「犠牲枝」を切って改作と「ジンづくり」しました。 
f:id:papibo:20200911143446j:plainこの黒松は、枝数が少なく根もとに一番近い「一の枝」が高い位置にあります。将来は「接ぎ枝」か「とり木」をしたいと思います。葉性は良いです。

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最後に、畑に植えている約50㎝の「イヌマキ」。こちらのイヌマキは実生で生えていたのを畑に植え、私好みの枝ぶりにしようと大切に育てていました。

令和2年9月8日
獣の仕業でしょう。見事に根もとから20㎝ほどで折られています。

多分、シカか猪でしょう。あちらこちらに掘った跡が残っています。

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かろうじて皮一枚で水あげしています。

支柱をして、折れた箇所をしっかりを絡みました。この方法で松を何度か復活させた経験があります。

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2日後、獣に、見事に支柱ごと倒されていました。あちらこちらに掘り返した跡が残っています。

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 幸い根元の上に芽が残っていますので、この芽を大事に育てます。折れた箇所を「ジンづくり」にしました。

このジンは大きくなった時に味になると思います。将来このイヌマキは1m50㎝程に育て、刈り込み仕立てにせず。京都でよくされている、松のように「葉すかし」仕立てにしたいと思います。マキも「葉すかし」すると、とても手間がかりますが、松のようになりますよ。

樹木医師の黒松の病気、殺菌剤散布

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畑の黒松

上の黒松は被害が著しいです。

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畑の黒松、下枝の葉が赤く変色しています。

令和2年7月19日。

畑の黒松と黒松の盆栽の古葉が赤く変色しているので殺菌剤を散布しました。



なぜ、古葉が変色したのでしょう。考えられる理由は、畑に撒いた除草剤がかかったか、もしくは、根から何らかの雑菌が入ったと思われます。もちろん毛虫などでは葉を食害しても赤く変色することはないです。

黒松によくハダニが発生して古葉が黄色くなることがありますが、ハダニではこの様に古葉が赤くはなりません。ハダニの被害では緑色の葉が赤く変色せず、やや色が抜けた様な黄色になります。

もう一つ考えられるのは「マツ赤斑葉枯れ病」です。

マツ赤斑葉枯れ病は、当年発生した針葉に、夏以降に発生します。はじめ針葉に小褐点が生じ、これがやがて暗赤褐色の斑点となります。被害にあった針葉は、すぐには落葉せずに年越するものが多いようです。年越した2年針葉では、病斑部から先端はおおかた褐変して枯死するものが多いです。

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私は、除草剤が少量かかって何らかの菌が入ったものと考えます。

一枚目の写真の松はかなり被害が著しいですが、何らかの菌が入ったと考えて殺菌剤を散布します。今回使用した薬剤は「ダコニール」殺菌剤です。500倍で希釈しました。葉、幹に滴るほど散布します。

他の薬剤の防除として、銅水和剤の500倍液、マンネブダイセンの500倍液、また苗畑などでは4-4式ボルドー合剤が有効とされています。これらのいずれかを月2回ほど散布するのが有効とされています。

令和2年9月8日、約1月半後。

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ダコニール500倍液を2回散布した結果です。

嘘のように効きました。

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樹木医師のキュウリの病気

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7月下旬に、苗を購入して植えたキュウリとナス。

すくすく育ち、8月中旬にはナスもキュウリも立派に育ち、収穫して美味しくいただいています。

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気になるキュウリの葉。褐斑病の病気にかかっています。

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【褐斑病】

・淡褐色の小斑点が次第に拡大して、中央が灰褐色の不正形の斑点になります。

『症状の特徴』

一般的には葉に黒色や茶褐色などで、まわりがはっきりとした斑点ができる病気です。病斑は互に融合して拡大し、やがて葉を枯らします。

カビの仲間が病原体で、連作で発生しやすくなり、雨で伝染します。

『対処法・予防法』

病気の葉を見つけたらただちに取り除きます。

雨などで空中飛散して、ほかの葉に感染します。できればビニールでおおうなど、雨のかかりづらい環境で育てましょう。

風通しが悪いと発生しやすくなるので、茂りすぎたら葉を摘み取ります。

 

【キュウリ】

・ウリ科 キュウリ属

多雨の年に病気の被害がよくでます。キュウリは多湿を嫌うので、風通しのよい場所に植えましょう。

植木屋の知恵袋

穫れだしたら、どうしてよいか悩む。夏の畑の定番やさい。

苗を購入して植えてもよし。6月からは畑に直接種をまいてもよい。一度にたくさんまかず、3回くらいに分けてまくと、6~10月いっぱい収穫できます。

6月下旬、直接畑に2回目の種まきをしておくと、とぎれずにキュウリが穫れる。

8月上旬、3回目の種まき。最後のキュウリを秋まで楽しめる。

もちろん、苗を購入してもOKです。

樹木医師のモグラ退治

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8月初旬

畑にはモグラの巣を作られたことはありましたが、屋敷にモグラの巣を作られたのは初めてです。さすが、ど田舎。屋敷周りなので駆除します。

初めてのモグラ駆除なので、まずは敵(モグラ)の事を調べました。

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モグラの習性】

モグラは1度作った通り道を何度も利用して餌を探す。潰れた通り道は修復して利用する。頻繁に利用する道、とそうでない道がある。

モグラは光に弱いことは無く、日中でも地上で行動できるが、ほとんどを地中で生活する。

・地中に巣を作り、食糧庫や水を貯蔵している。

・聴覚、嗅覚が発達している。目は退化していてほとんどを見えない。

モグラの被害】

・トンネルを掘って植物の根を取ってしまう。

・植物の生育が悪くなる。

・作物を傷つけたりする。

・畑に必要なミミズを食べてしう。

モグラの餌】

・ミミズや昆虫を食べる。

 

敵(モグラ)の事が解かってきました。

モグラ退治を連想した時、まっさきに祖父さんが畑にペットボトル風車を作っていたのを思い出しました。しかし、それは何十年も昔の話。近年は良い駆除の方法があると思い、ホームセンターに探しに行きました。

 

トンネルをの入り口が見えています。この様な穴が数ヶ所確認できます。植えたリュウノヒゲが、モグラのトンネルで根を傷つけられます。

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ホームセンターに行って驚きました。モグラ駆除関連商品が多いこと。どれにするか迷うほど商品があります。それだけ、田舎はモグラの被害が著しいということなのでしょうが。

どの商品も基本、強烈な臭いでモグラ寄せ付けないというタイプがほとんどです。畑で使用するケースが多いせいか、人の健康に被害がない自然由来のもの多いです。どの商品を選ぶか迷いましたが、私が選んだのは下の写真の商品を選びました。モグラの嫌がる臭いで忌避するものです。選んだ理由は、製造会社の他の商品を使用したことがある事と、金額がリーズナブルな価格が決め手でした。

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 錠剤タイプで、一回の処理で約3ヶ月間忌避が持続します。と書いてあります。

使用方法は、モグラの侵入を予防したい場所の周辺を囲むように、地面に30~60㎝間隔で深さ20㎝の穴をあけ、本剤をひと穴に2錠ずつ埋めます。とあります。

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この様な粒剤になっています。匂いは、思っていたほど強烈な臭いではなく科学的な、薬品の臭いがします。好き嫌いはあるでしょうが、私は、鼻につく臭いではありませんでした。

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モグラは1度作った通り道を何度も利用して餌を探す。潰れた通り道は修復して利用する。頻繁に利用する道、とそうでない道がある。ということなので、確認できるトンネルの入り口数ヶ所、トンネルを数ヶ所掘って粒剤を2錠ずつ入れました。

穴はふさぎましたが、埋設した所に近ずくと匂いが少ししますが、気になるほどではないです。手袋に付いた匂いは、洗えばすぐにおちました。

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駆除作業から、1週間が経ちました。

今のところ、新たに掘った形跡はありません。

匂いは近ずくとします。

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樹木医師の盆栽に魅せられて、其ノ六

【黒松の中芽切り】

前年に芽切りをしなかったものや目的をもって伸ばしている枝など、長く伸びてしまった枝を短く切り戻すには、中芽切りをする。

私が愛読している本にはこう書かれています。

盆栽では、よく知られたこの長く伸びすぎた枝を切りつめる方法ですが、植木屋の世界では御法度としている県が多くあります。私が修業した京都では庭植の黒松には中芽切りをおこないません。中芽切りをおこなうのは赤松だけです。また、大阪は反対に中芽切りをおこなうところでした。今住んでいる山陰地方は中芽切りを極端に嫌います。

ところ変わればですね。

中芽切りをおこなう時期は、三月、九月におこなってもよい。九月に切ると、その年か翌年三月までには新芽が確認できる。また、芽切りが苦手という人も、三月の中芽切りで芽切り相当する成果をあげるこができると書いてあります。

 

私は、庭植の松に御法度とされる中芽切りを山陰地方でも多用します。良い方法はドンドン利用しなければ、ウンチクより勝ります。

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七月中旬の状態

上の写真は、6月中旬に芽切りをおこなった盆栽です。真ん中の伸びた枝は、芽切りをおこなわず目的をもって伸ばしている枝です。

七月中旬、約一カ月で芽切りをおこなった芽は一ヵ所から、3つも4つも芽が確認できます。

この黒松の盆栽も、6月中旬の芽切り作業、丁度良かったようです。来年以降の参考にできます。

芽切りをおこなわなかった芽は、この様に元気に伸びています。芽切りをする、しないでここまでの差ができます。

あまりにも、間延びしたので伝家の宝刀の中芽切りをおこないました。

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中芽切りは、必ず葉を残して切ります。葉のない軸の上で切ると、水揚げができず、その部分は枯れます。

せっかくなので、さし床に差しておきました。

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七月中旬

下の写真は、約一カ月後です。ほとんど変化なしです。

変化がないということは、成功でしょうか?変化が現われたら、報告します。

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八月中旬

下の写真、八月中旬。

中芽切りから約一カ月、 一ヵ所から、3つも4つも芽が確認できます。
中芽切りが成功しました。
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本によると、八月には二芽だけ残して他の芽をピンセットで欠きとると、書いてあります。

八月中旬、芽切りしたところの二番芽がかなり大きくなりましたので、芽欠き作業をおこないます。

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中芽切りが成功して、こじんまりとした松の盆栽になりました。
 この度は、古葉はとっていません。古葉は、十月頃にとり、十一月頃に葉すぐりの作業をしたいと思います。

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三月下旬

上の写真の左下の黒松の盆栽。
瀕死の状態でしたが、春先の植え替えとこまめな肥料のおかげで、ここまで元気になりました。この盆栽も同じ時期に芽切り作業をおこなっています。その後に針金で樹形づくりをしました。
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樹木医師の盆栽に魅せられて、其ノ五

 【松の短葉法の発見】

黒松は昔、葉がながすぎて、盆栽としての魅力がなかったらしいです。

ある時、新芽が虫に食害されて、芽がなくなったらしいです。1ヶ月ほどたったある日、とれた新芽の後に二番芽が出て、そんままにしていたら、何とか秋に短い葉の芽ができました。

この偶然に誕生した、二番芽が盆栽に利用されるようになり、黒松は松柏盆栽に欠かせない存在になり、今では、多くの方が黒松の盆栽に夢中になっています。

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 6月中旬に芽切りした黒松の盆栽。

本によると7月上旬に芽切りをすると書いてありますが、私は6月中旬に芽切りをこないました。

その結果、木の上の方の芽は元気がよく一ヵ所から、3つも4つの芽が出ています。

この松はふところに、ごく弱い芽がたくさんあったので、ごく弱い芽は切らずに、元気な芽だけを芽切りをしましたが、芽切りをした下枝の方は芽吹きが悪いです。

元気は悪いですが、芽切りおこなったので葉は短い芽が出ています。

芽切りを遅くにおこなった場合、2番芽がすごく小さい場合があります。逆に早く芽切りをおこなった場合、2番芽が大きくなりすぎて、観賞価値がなくなることがあります。

この盆栽は、元気な枝は丁度よい芽の大きさで芽吹きしています。

6月中旬の芽切りは悪くなかったと思います。

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 8月中旬、芽切りしたところの二番芽がかなり大きくなりました。

本によると、八月には二芽だけ残して他の芽をピンセットで欠きとる。とありますが、本には、7月上旬とありま、一ヶ月早く芽切した私の盆栽は少し大きくなりすぎています。ピンセットで欠きとれないほど大きく成長しています。

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木バサミで、一ヵ所から3つも4つも出た芽を横向きの二芽を残して他の芽は切りました。

強いところほどたくさん芽を持ちますので、この作業で木全体に栄養がいくでしょう。

これも樹勢調節の一つの作業です。

本によると、この二番芽が伸長しはじめたところで、再度、秋まで置き肥えする。9月は木の充実期なので、春より多めに肥料を施す。と書いています。

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 この度は、古葉はとっていません。古葉は、十月頃にとり、十一月頃に葉すぐりの作業をしたいと思います。

樹木医師の盆栽に魅せられて、其ノ四

 

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黒松の盆栽、新芽が先から枯れてきます。

考えられる理由は、去年まで畑に地植えしていました。畑に撒いた除草剤がかかったか、もしくは、根から雑菌が入ったと思われます。

黒松や杉によくハダニが発生して古葉が黄色くなることがありますが、ハダニで新芽がこの様な状態にはなりません。除草剤が少量かかって菌が入ったのでしょう。

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とりあえず、菌が入ったと考えて殺菌剤を散布します。殺菌剤は1000倍で希釈しました。葉、幹に滴るほど散布します。これを2週間おきに数回しようと思います。

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乾いたら木が白っぽくなっています。

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6月に、松の緑摘みしたローソク芽、さし芽成功のようです。

奥にはツバキ。ツバキも成功しています。

ツバキも盆栽に仕立てようと思います。

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こちらはアジサイ。こちらも成功のようです。

来春に、お爺さんの家に植える予定です。

今は、空き家のお爺さんの家。家の回りを季節の花でうめつくす考えでいます。

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樹木医師の、のんびりとした田舎暮らしの休日、其ノ三


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今日は家にある材料で延段(のべだん)を造ろうと思います。瓶はお爺さんの家にありました。

植木屋の知恵袋

延段・・・石園路の名称、面の平らな割石、玉石、板石などで道端に敷きつめること。

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まずは、瓶を水鉢風に利用します。水鉢の添えるコツは前の方を少し傾けて前に水が垂れるようにします。

ここでいう前は、黒い模様が前です。

瓶が据え終わったら、セメントを練ります。

ポイントは、私はフネを持っていますがセメント練りは深型の一輪車がお勧めです。腰が楽ですし、片付けも楽です。一番は練ったまま移動もできます。

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次は石をパズルのように組み合わせます。ポイントは四ツ目字に気を付けて、大小バランス良く組み合わせます。

ポイントは、少し石が白っぽいので、百均ショップで昔、購入した「木工用水星ニス」を数か所、石に塗ります。

ここだけの話ですが、京都で仕業をしていた時、親方は石に「墨汁」を塗っていました。石におもみが増します。色落ちはしません。

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瓶の前の板石は仮に置いてあるだけです。瓶に割り竹を置くと瓶がひきたちました。とりあえずは半分完成です。

約半日ほどですが、腰が悲鳴をあげています。

続きはまた今度です。

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最後に水を掛けます。

やはり石は水を掛けると、表情が変わります。

よい風合いになりました。

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最後に金魚を2匹入れました。

本当は奇数入れたいのですが、瓶の大きさにより2匹にしました。


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樹木医師の我が家のコンクリート仕事

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ガレージを道具置き場にしていましたが、車を止めるようにしたいと思い、梅雨の晴れ間に家にある材料でDIYしました。買ったのはセメント2体と面木1本だけです。後は家にある材料を利用しました。

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電動工具類は私がDIYで作った小屋にまとめ、他の道具は近くの今は誰も住んでいない祖父さんの家に持っていきました。

 

ガレージを道具置き場にするつもりだったので、入口をこの様に施工していました。土間のコンクリートは私が施工しました。とても大変で、思い出すだけで腰が痛くなります。

この部分にコンクリートを張りたいと思います。

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まずは、砂利をどかし、土を15㎝程、床掘りします。出た土は真砂土なので、また、利用できます。家の一ヶ所にかためておきます。そもそも、この真砂土も私が入れたものです。

この床掘り作業はスコップで行うより、ジョレンでするのをお勧めします。スコップで掘ると、どうしても深く掘りすぎてしまいす。せっかく固められた土をほぐしてしまいます。その点ジョレンで削るように土をかくと、深く掘る事も無く、作業できますよ。

 

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床掘りが終わったら、次に、古いコンクリートと新しいコンクリートがよく接着するように、モルタル接着強化剤を原液たっぷりと塗ります。

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家にある木の板を利用して枠を作ります。砕石の代わりに、ハツリ作業で出たコンクリート使いました。処分するのにお金をケチって、土のう袋に入れて置いていました。

見事に使い切りました。我が家のDIYなので、この辺は適当です。約5㎝程入れた砕石をタンパーでしっかりと転圧します。砕石を10㎝程入れる方が良いですが、我が家のDIYなので適当です。

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次にメッシュを置きます。このメッシュも現場の余りを利用しました。

面木は一本あったので、一本購入しました。

施工面積が小さいので、床掘りからこの状態まで約3時間ほどでした。

紅白のスコップは昔、幼稚園に桜を植栽させてもらった時に、園児用に小さいスコップ2本を紅白にテープを巻きました。今では、コンクリートを練る道具です(2本目です)。

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いよいよ、コンクリートを練ります。これから、DIYでセメント練りをされる方、深型の一輪車と小さいスコップがお勧めです。私はセメントやコンクリートを練る場合は深型の一輪車を使用します。練り船で練ると中腰の姿勢になり、必ず腰が痛くなります。その点一輪車とスコップで練ると楽な姿勢で練る事ができます。練った状態で移動もできますし。特にコンクリートを練るのに楽です。

砂と砕石は近くの建材屋から、2トントラックで買ってきて置いてあります。ホームセンターで購入するより、破格の値段で購入できますよ。軽トラでも購入できますので、DIYで大量に使用する場合はお勧めです。また、セメントと骨材が混ざった状態で、後は水を加えて混ぜるだけの「から練り」というものもあります。こちらは、生コン屋で購入できます。大量にコンクリートが欲しい方にはこちらもお勧めです。こちらも、軽トラで購入できますよ。

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1時間半程で、施工できました。

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水が引いたら、仕上げに表面をなでればツルツルになります。

数日経てば、車を入れても大丈夫です。

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車も喜んでいます。

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