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樹木医師の、のんびりとした田舎暮らしの休日、其ノ四


令和2年10月3日

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アジサイとネコヤナギの挿し木

左の写真は今年の6月に採取して挿したアジサイです。

アジサイの右隣はネコヤナギで、こちらは今年のお正月に挿しました。

ネコヤナギは銀白色の毛で目立つふわふわとした花穂が猫のしっぽに似ていてます。また、春の訪れを告げる植物としてお正月飾りや華道としても良く使われるそうです。

親戚のおばさんがお正月飾りとして持ってきてくれたのを差し木としました。

来年の春には花が咲くと思います。

お正月に挿してつくと言う事は、つきやすい樹種で1年中挿し木ができるということですね。

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ネコヤナギの根

ネコヤナギの根はトレーの容器の底から根を広げて地面に根をおろしていました。

アジサイは挿し木3ヶ月ほどなので丁度良い根が沢山出ています。アジサイの挿し木は時期さえ間違えなければ100%の活着率です。

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アジサイの根

下の写真は空き家のお爺さんの屋敷です。

生垣の足元が寂しいのでアジサイを列植しました。色は赤、紫、青を挿し木したはずなのですが、どれがどれか分からないので咲いてからの楽しみです。

もし来年花を咲かせるならば、今年の暮れには花芽が確認できるはずです。

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ネコヤナギは落葉の低木樹ということですが、ネコヤナギは畑に植えました。

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下の写真はお爺さんの屋敷に2年前に植えた桔梗です。桔梗は落葉性で春に新芽が伸びます。10㎝ほど伸びたら先の芽を少し切り戻します。そうすると花芽が増えると聞きました。そのように切り戻すと今年は一昨年より多く花が咲きました。花が咲いたのは7月頃で花が終わってすぐに、今年も良く咲いてありがとうと短く切り戻ししました。

するとビックリ、9月末に伸びた新芽にまた花をつけました。

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令和2年10月3日

切り戻しと言いますと、マリゴールドも花が少なくなる夏の終わりに切り戻すと秋にまた、花を付けてくれると聞きます。

下の写真

花が寂しくなった9月初旬に、枝先20㎝ほど切り戻ししました。

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9月5日花の終わったマリゴールド

10月初旬頃から、また沢山の花芽を付けて咲き出しました。

5月頃から花を楽しんでいましたので、とても長く玄関先を飾ってくれています。

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10月14日

下の写真はお爺さんの家に植えてあるケイトウです。

去年の種が落ちて今年も沢山庭先に咲きました。咲き出したのは7月初旬です。お盆にはお墓に生けて、秋の彼岸にもお墓に生けて10月14日現在でも庭を彩ってくれています。こちらのケイトウも害虫に強く、長く楽しめる花です。

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令和2年10月14日

下の写真は一昨年に植えたイチジクです。

日本種のイチジクで「ドーフィン」より味はよく、耐寒性、樹勢ともに強くということで「蓬莱柿」という品種を植えました。

去年は、小さい実を数個つけましたが、食べるまでは大きくなりませんでした。

今年は数十個はなっています。

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令和2年10月3日

10月14日初めてのイチジクの収穫です。

まだ少し硬かったですが、甘くて美味しかったです。

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令和2年10月14日

まとめ

田舎暮らしは、春夏秋冬やることが多く忙しいです。その分日々季節を感じて生活しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。