庭のお医者さんに教えてもらう

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樹木医師の、のんびりとした田舎暮らしの休日、其ノ二

この場所のスギゴケは何度張り替えても半年ほどで枯れてしまします。

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西日がキツイのとシャッターの照り返しもだめでしょうし、海が近いので風で塩が上がってくるのか、なにかあるのでしょうが、何が原因かはよくわかりません。

 

今日は畑のスギゴケを採ってきて張り替えたいと思います。

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この畑も日差しが良く当たる場所ですが、至る所にお宝が。

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張り替えるのは一ヶ所なので、これで足りると思います。

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スギゴケの張り方のコツは、クロボク(火山灰の土)なので、乾いたら土にひび割れができるので、しっかりと抑えることがポイントです。私はトンカチで思い切り叩きます。

竹ぼうきで潰れた苔を取り除き、水をたっぷりとかければ出来上がり。

綺麗になりました。

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畑に行ったのでついでに、カキの木のチェック。

花芽が沢山ついています。

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ガの成虫マルモンシロナミシャクだと思います。

違うのかな?

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こちらは、八朔の白色の花。もう少しで咲きそうです。柑橘系の花の匂い好きだなー

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 今年の2月。沢山採れました。一本の木でこの量さぞかし木も重たかったでしょう。

 半分以上、近所にお裾分け。売りませんが、道の駅で売れば結構な値段で売れます。

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こちらはイセリアカイガラムシです。もうその季節ですね。招かざる客。

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植木屋の知恵袋

古くからミカン類の重要害虫として有名です。群生した場合はすす病を併発し、樹勢が衰えて、枝を枯死させることもあります。年に2~3回の発生です。発生が不規則で年間を通じて、卵、幼虫、雌成虫がみられます。成虫を比較的多く見られるのが6月、8月、10月頃です。防除法は被害が少ない場合は角ベラでそぎ落とします。多発の場合は幼虫発生期の6~7月頃に、スプラサイド、カルホス、スミチオン、ディプテレックスの各乳剤1000~1500倍液のいずれかを10日おきに前回と違う薬剤を2~3回散布します。

冬期にマシン油乳剤の、15倍~20倍(落葉樹)、50倍~80倍(常緑樹)散布します。発生密度をかなりの抑えることができます。また、他の越冬害虫ハダニ、アブラムシ、コナジラミ等の防除も兼ねて散布します。

 

 こちらは、菊です。毎年、春の彼岸、夏の盆、秋の彼岸にあわせて咲くように3種類、植えています。

去年はアブラムシに往生したので今年は早めに駆除します。

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植木屋の知恵袋

越冬卵は4月上旬に萌芽と同時にふ化し、新葉に寄生して加害をはじめます。この時期の防除を外してはなりません。ウメへの寄生は6月頃までです。それ以降は、キク科の植物等で夏を過ごし、秋にウメに帰ります。

防除法は理想的な防除は、早春の萌芽初期にオルトラン、スミチオン、トレボン、ディプテレックス各乳剤の1000~1500倍液を丹念に散布します。この時期に縮葉病の防除をかねて石灰硫黄合剤を散布すると、本虫の発生をかなり抑えることができます。

展葉後は発生の状況により10日~2週間毎に、アディオン乳剤の2000倍液を、トレボン乳剤の1000倍液など2~3回散布します。

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